研究概要

 


これからの地球社会が目指している持続的社会は、健やかな物質循環と、授受関係にある生物間の健全な相互作用が保たれている社会と言えます。

このような社会の実現に、地球上に広く存在し多様な働きを担う微生物が果たす役割はとても大きいのです。

日本は国土が南北に長く、山あり河あり地形も変化に富んでいるうえ、四季の移り変りもあり、変化に富んだ自然を有しています。したがって、生息する微生物も多種多様で、優れた能力や未知の能力を持っている微生物と出合う可能性もきわめて高い環境にあります。

私たちの研究室では、微生物が持つユニークな潜在能力を探索・開発し、それらを産業や暮らしに役立てる研究を行っています。

自然界から様々な微生物を収集し、健康・食料生産・環境保全・石油からバイオマスへの原料転換・有用物質生産プロセス開発などに役立つ能力を見いだし、磨き上げ、実際に使われる形で世の中に送り出すことを目標に研究に取り組んでいます。


主な研究テーマは下記の通りです

 

物質生産

◆ ファインケミカル生産

酵素変換・微生物変換プロセスの開発

◆ バルクケミカル生産(バイオマスへの原料転換)

バイオリピッドプラットフォームの構築

◆ 燃料生産

次世代バイオ燃料・エネルギーの開発

健康維持

◆ 機能性食品開発

高度不飽和脂肪酸生産

◆ 腸内細菌の機能開発

腸管内脂質代謝の解析と応用

 

代謝活性を活用するプロバイオティクス開発

食料生産

◆ 作物生産促進

有機水耕栽培用硝化微生物剤の開発 - 土壌を創る -

 


 

これまでの研究概要